RP造形

Rapid prototyping

HOME > 事業案内 > RP造形

― 短納期の試作モデルは、RPが最適です ―

RP造形”ラピッドプロトタイピング”(Rapid Prototyping)とは、文字通り、高速(Rapid)に試作(Prototyping)することで、CAD/CAMで作成した3Dモデルデータを短期間で形にする製作手法です。
主要な手段として、紫外線を照射することで硬化する液体樹脂を利用した”光造形式”、パウダー状の粉末を層状に敷き詰め、光を当てて凝固させる粉末造形式、液化した材料または、バインダを噴射して積層させ、形状を作るインクジェット式などがあります。 いずれも欲しい形を一体で製作できるところも魅力です。

粉末造形 (サポート材料の除去中)

光造形 (レーザー照射稼働中)

― RP造形の種類と材料 ―

●光造形タイプ 

試作や冶具など、”まずは形にしたい時”に最適

エポキシ系:SCR739/786/712、透明材
積層ピッチ:0.10~0.15mm
ワークサイズ:850×650×400mm

●粉末造形タイプ

耐熱系や高強度系の材料にも対応

ナイロン系:12N、12NG、6NG
エンプラ系:PPS、PPSG、PBT、PP
積層ピッチ:0.10mm
ワークサイズ:380×330×450mm

●材料押出堆積タイプ(インクジェット)

積層ピッチが高精細、微細な小物系に最適

アクリル系:Visijet Crystal
積層ピッチ:0.016~0.032mm
ワークサイズ:203×298×185mm

― 主な生産設備―

●光造形機:3D system ipro-8000

紫外線硬化樹脂の液面にレーザーを照射させ、硬化させながら造形します。滑らかな表面と寸法精度を保ちます。

●粉末造形機:ラファエロ

粉末状の素材にレーザーを照射して焼結させるタイプのプリンターです。高精細かつ耐久性のある造形物を製作できるため最終製品の製造にも用いることが可能です。

― 加工品事例―

●UVSCR712X

W:130×D:50×H:60mm (製品サポート材付き)

●PPSG(耐熱279℃)

Φ40×H:90mm

●粉末/12N

W:45×D:45×H:45mm

●粉末/左から12N、12NG、PPSG

W:100×D:100×H:15mm

●粉末/PP一体造形(タンク)

W:50×D:100×H:50mm (水を入れても漏れません)

●粉末/PP

(強い弾性を持ち、曲げても折れません)

●UV/SCR786

W:60×D:25×H:45mm

| 切削機械加工

精密切削加工を中心とし、プラスチック加工全般に幅広く対応しています。少量多品種の小ロット生産、試作品の短納期、一個からの製造を行います。

|RP造形

三次元CADデータからダイレクトに試作品を作ります。粉末・熱溶解・光造形と、異なる造形法から、要望に応じたRPモデルを製造いたします。

|治工具設計

半導体、液晶デバイス向け、自動車組立ライン、ハーネス導通検査治具等、樹脂、アルミ、ステンレス、チタン等を含めた部品・治具を設計製作しています。

| 品質への取組み

加工された試作品を、最終的に測定機等により検査を行います。当社では豊富な機器設備を備えており、様々な検査・測定を行うことができます。